bremboブラックパッド インプレッション with スープラ
KTS FACTORYです
去年みんカラで街乗りまでインプレッションしていたブレンボ『ブラックパッド』ですが
何となくコントロール性が良さそうで、意外とダストが少なくて・・・というところまでで終わってしまっておりました。
そこで年末年始の休みの間にロングドライブとワインディングの走行をこなし
このパッドの本来の使い方ではありませんが、日光サーキットでスポーツ走行までやってみました。
まず、ロングドライブですが
基本的には高速道路メインで東京から大阪まで走らせてみました。
街乗りでの印象と同様、ブレーキのコントロール性は抜群です。
帰り道、京都に立ち寄ったついでに、銀閣寺の裏道から比叡山のワインディングを軽く流してみました。
初めて走るワインディングで、思った以上にコーナーがきつい部分もありましたが、ブレーキを踏み足すようなシチュエーションでもリニアに反応してくれます。
ペダルストロークは少し多めですが、不安感は全くありません。
このロングラン&ワインディングでトータル1500km弱走った結果
街乗りでほとんど出なかったブレーキダストですが
近くで見るとそれなりに汚れは確認できます(写真撮り忘れました)
遠くから見てしまえばさほど気にならない程度です。
では、サーキットに行ってみるとどうでしょう?
基本的にストリート用パッドですが、これはテストです。全開でタイヤを溶かすぐらいの走りをしてみましょう!
参考までに、この日のベストタイムが42秒6でした(まだまだ修行が足りないようです)
20分のフリー走行を1ヒート走った結果、パッドの焼ける匂いが少々出ます。
ブレーキダストは、ホイールが真っ黒になるほど出てきます。
肝心な制動力自体は、奥までしっかり踏み込めば結構発揮してくれますが
サーキットではもう少しカチッとしたペダルタッチが欲しいといった感じです。
2ヒート目の途中ぐらいから、制動力の低下を感じましたが、実はその後にこの日のベストラップを出しています。
しかし、ストリートパッドでありながら制動力の低下自体はごく僅かなもので
帰り道の途中でブレーキフィールは行く前と何ら変わらないぐらいに回復しました。
重量級のスープラで、この結果はストリートパッドとしては文句なしといったところではないでしょうか?
むしろロードスターやスイフト等の軽い車だと、また何か違ったものが見えてくるかもしれません。
では、3000kmほどストリートからサーキット走行までこなしたパッドの様子を見てみましょう
まずJZA80の16インチ用片持ちキャリパーのフロントから
そして、17インチ用対向キャリパーのリヤ
・・・前後ともほとんど減っていません!
いたずらに制動力を高めているわけではなく
コントロール性と耐久性の懐が深いといったところに、ブレンボのストリートパッドとしての思想を感じることができました。
サーキットまでは走らないけれども、いろんなところに出かけてドライビングを楽しみたい!
そんな人にもってこいのブレンボ『ブラックパッド』
是非あなたのお車にも如何でしょうか?