70スープラの曲がらない止まらないを覆そう Part4

どうも、KTS FACTORYです。
今回は、70スープラの『止まらない』の部分を掘り下げていきます。
止まらないとは言いましたが、僕はノーマルブレーキでもノーマルエンジンで街乗りだけなら制動力は充分と考えています。

問題はパワーを上げて絶対的なスピードが上がった時と、走り続けてべーパーロックやフェードを起こしてしまう耐性が低い事にあります。
では、大金叩いてデカいキャリパーローター付けて、とにかく効かせればいいのか?・・・必ずしもそれが正解とも限りません。
サーキットのフルブレーキングもそうですが、咄嗟の急ブレーキなどでペダルを思いっきり踏みつけた時・・・
ABSを持たないグレードではロックしてしまいますし(ちなみにパッド次第ですがノーマルブレーキでもロックさせられるだけの制動力は元々持っています)
上級グレードのABS付きでは制御の介入が荒く、かえって制動距離が伸びたりもするわけです。
つまり、目指すところは『しっかり踏めるブレーキ』なのではないかと考えます。
そこで選んだブレーキですが・・・
ローターは BNR32GT-R Vスペック用φ324で、これにメルセデスベンツSクラス(W220 S500前期)の純正ブレンボを流用してみました。

ワッシャーで4.5ミリ程外側にオフセットさせれば、何とノーマルナックルにポン付けなんです!最初にこれ考えた人は本気で尊敬します!

ただ、ブレーキホースは流用が必要です。今回はAE86用を何とか流用しました。
ちなみに、ホイールクリアランスはBBS LMの17×9J+20でギリギリでした。

キャリパーメンテナンスは、ブレンボF50と同じですので、安上がりな日産純正部品でオーバーホールしました。


リヤには元々80スープラのブレーキシステムを流用していましたので、これで純正流用の対向キャリパー化が完成です。

・・・そして早速筑波サーキットに出かけました。

しかし天候は強風&砂嵐!

コース上にも砂埃が舞い、バックストレートで風に煽られる始末で
1分2秒台を目指しての走行でしたが、ドライビングの未熟さもあり・・・今回は1分4秒1に終わってしまいました。

肝心のブレーキはどうだったかと言いますと
対向キャリパー化が功を奏して、コントロール性は抜群です。
制動力は・・・今回ローター径が変わっていないので、絶対的な制動力は大きく変化はありませんが(元々フロントはGT-Rローターを使っていた為)
コントロール性が上がった分思い切ったブレーキングが出来る為、ブレーキングポイントは筑波1コーナーで半車身ほど奥に持っていけました。
・・・しかし、結果タイムが遅くなっていたのでは説得力ないですね 笑
引き続き結果出せるよう頑張りたいと思います!